キミのいた冬。
マフラー


雪の積もる公園

冷え切った感覚がなくなってしまいそうな両手を
こすり合わせる。

吐く息はどれも、白い。



「冬美」

名前を呼ばれて振り返る。


「...夏樹」

そこには少し戸惑ったような彼がいた。


< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop