恋の魔法と甘い罠~おまけSS
もっと近くに感じたいから
「きゃあ~、マジでー!」


「悠亜さんっ、声が大きいですっ!」



社食でランチを食べながら和泉さんとのことを報告したら、斜め前に座っている悠亜さんが興奮気味に声をあげた。


慌ててそれを止めたけれど、時既に遅しで、いくつもの瞳がこっちに向けられている。


あんまり周りの人に知られたくないから、目立ちたくないのに。


悠亜さんには温泉で一度報告はしているけれど、ちゃんと付き合い始めたことはまだ言っていなかったからか、半信半疑だったようで。


けれど、今度こそちゃんと信じてくれたみたい。


そして目の前に座る紗羽さんに視線を向ける。



「え」
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