恋の魔法と甘い罠～おまけSS

ずっとずっと……

「もうここに住んじゃえば？」


「え」



あまりにも唐突に言われた言葉に思考が止まる。


今、『ここに住んじゃえば？』って言った？


何で突然そんなことを言い出したのかわからず、隣に座っている晴希さんをじっと見ていると、ちらりと視線を寄越してきた。



「会社じゃあまり会えねーし。でも会わねーと充電できねーし」



そう言って肩の後ろに回している腕をぐっと引き寄せて唇を合わせてきた。


不意打ちの行動にあたしの心臓は活発に動き始める。


ちゅうっと吸い付くような甘いキスを数回繰り返したあと離れたけれど、今度はあたしの頭を自分の方へ引き寄せるから、晴希さんの肩に頭を預けるような体勢になった。