□第六章 人生終了のお知らせ(二回目)



「ねぇー金子さん、なんかおごってくださいよー!」

「こら柴崎、いきなり抱きつくなよ。コーヒーこぼしそうになっただろ」

「え、シャツ汚れちゃいました? 俺確認しますよ。脱いで、脱いで」

「大丈夫だから、勝手に脱がすな。わかったよ、なに飲みたい?」

「わぁい、じゃあ金子さんと同じので」

「ブラックだけど、飲めるのか?」

「子供扱いしないでください。飲めますよちゃんと。ありがとうございまーす。……ん」

「どうした?」

「やっぱり苦い」

「……っとに、なにやってんだよ」


休憩室の自販機の前で繰り広げられるそんな戯れ。
じゃれあう金子と柴崎くんに、腐女子がよからぬ妄想で補完するまでもなく、そのままの光景で血が滾る。

やだ、これ、美味しい。
じゃれ合うスーツ姿のサラリーマン。

しかも爽やかな王子キャラとみせかけて金子は腹黒男だし、無邪気な童顔のクセに柴崎くんは豹変ワンコ攻めだし。
なにこれ、尊い。商業BLか。

最近の営業一課は、次のインベントの新刊用のネタが大豊作です。


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