蜜味ヴァンパイア~薔薇の花園~
#3
「久しぶりだな。クリス。」

忌々しげに、そうクリスの名前を口にしたルイという男。

このルイという男も『ヴァンパイア』なのだろうか?

私はそう思っていた。

「お前たち、早く逃げろ!!」

クリスが焦ってそう言う。

「クリス!!」

私は、クリスの名を呼び、そこに留まろうとしたが、大和に手を引かれた。

「陽菜!!アイツら、ヤバいって!!」

私たちは、そこから立ち去ろうとしたが、

「ヴァン。」

「はい。」

ルイがその名前を呼んだ途端、私たちの行く手を遮る、もう一人の『男』が現れた。

「すみませんが、『ルイ様』の『命令』なので、貴方がたを逃すわけにはまいりません。」

そう言って、私たちの目の前に現れたのは、長身長髪の黒髪に、またもやサングラスをかけた男だった。


    





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