小悪魔な彼の想定外な甘い策略
3
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「目ぇ覚ましな、すみれ」


蓮田さんの職場に顔を出してから三日後の週末。
土曜講習で早く仕事の終わった私は、『大人のワンプレート』というメニューが魅惑の、洋食がメインのお店にて、友達とディナー中。


その友達は、私の新しく始まったコイバナを聞いて、ふんふんと頷いて、最終的にそんな言葉を浴びせてきた。

「なんでよ、なっちゃん……」


友達のなっちゃん、こと村上奈都(むらかみなつ)とは、学生時代からの付き合い。

というか、大学時代に塾講師のバイトで知り合った仲間。


私よりうんといい大学に行っていて、勿論頭のよさも教え方も私よりうんとうんと上で。

顔だって、当時からメイクをばっちり施して、元々の綺麗な顔立ちを最大限に活かしていて。

その見た目とはっきりとした物言いで、いつでもみんなの人気者で。


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