それいけヒーロー部
act 1

勧誘



11月某日。
東北のとある高校でその事件は起きた。


東北の11月とはもはや冬の寒さ。

あれ、秋なんてあったっけ?と思ってしまうくらいに短い秋はあっという間に過ぎ去った。


ここ数年は春夏秋冬の四季ではなく、春夏冬の三季なのではないかと疑っている。



そんな冬もびっくりな朝方の寒さは肌を突き刺し、自転車通学者にはマフラーと手袋が必須アイテムだ。


しかし女子高生とは強い生き物で、なんとしてでもスカートは短いまま。


マフラーと耳当てと手袋とホッカイロを装備する前に、足元を温めろと伝えたい。




まぁそんなあたしもその女子高生の内の一人なんだけど。



もちろん足元は短いスカート。

しかし厚手のタイツとレッグウォーマーで足元の防寒は完璧だ。




この話はそんな寒い寒いある日の出来事。



事の発端は、ひとつの騒音だった。






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