イケメン御曹司に独占されてます
エピローグ
煌くシャンデリア。ふかふかの絨毯を敷き詰められた大広間は、正装した華やかな人たちで賑わっている。


私はグレープフルーツジュースを片手に、会場の真ん中でたくさんの人たちの祝福を受ける拓哉さんと加奈子さんを、幸せな気持ちで見つめていた。


今日はふたりの婚約披露パーティ。
あれから拓哉さんと加奈子さんの縁談はトントン拍子に進み、来年の春には結婚の運びとなった。

今日は両家の親しい人たちだけを集めた、内々のパーティだ。


「いつも綺麗だけど、今日の加奈子さんはほんっと、輝いてるよね〜」


ワイングラスをゆらゆらさせながら、隣にいた七海子が言った。
今日は主役のいるパーティ。
あまり派手にならないようにとはいえ、格式の高いホテルへの出席に、やっぱり前回と同じように衣裳室のお世話になった。


七海子はラインストーンがあしらわれた黒いドレス。
派手すぎない? と心配する七海子に、ゲストの華やかさもパーティを盛り立てるお祝いだと勧められ、これに決めた。
今日は髪をアップにして……相変わらず芸能人並みの美しさだ。


そして私は……。




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