なんとなくぼんやりテレビのバラエティを眺めながら、でも頭の中は一之瀬さんが浮かんでいた頃。


テーブルの上から音楽が流れてきた。


スマホを手に操作して、届いたメールを開く。


そこには高校時代からの友達からの飲み会の誘いだった。


『いつものメンバーで飲みに行くよー』


毎回幹事を買って出る里美からだった。


既に決められた日時を確認して、オーケーの返事を出す。


里美に任せておけばホント早い。


それからほどなくしてまた来たメールには、場所の予約をしたらまた連絡すると言う事だった。



当日、待ち合わせの場所へと到着し周りを見渡した。


あ、里美だ。



「里美ー」


「あ、華!久しぶりー!」



2人でハイタッチをした所、後ろから伸びた手が私たちの手に同じようにハイタッチをした。



「わっ、」



びっくりしてその手を手繰った先は、



「華、ひさしぶりー」


「北っち、久しぶり!」



里美と同じく高校からの友達で里美の彼氏の北っちこと、北山くんだった。