恋に臆病

迎えた朝

私は凛。母親が夜な夜な遊び歩くかわいそうな女子高生。


母子家庭で母親はIT会社の社長。経済的には裕福すぎると思う。


しかしその財力故に母親が火遊びを走ったのだろう。


私は私で、母親のせいで恋をすることが億劫になって17年間恋人を作らないで生きてきた。


その代わりにいつの間にかセフレとなっていた人がいる。


電話帳でその彼の名前を探す。


そして彼に電話をかけた。すぐに相手は出て、優しい口調で、今日はどうしたの?と言った。


「明日は日曜日よね。だから明日...いい?1日中私といてくれる...??お願い」


「いいよ。」


彼は優しい声でそう言った。彼の声を聞くと安心する。


吐き出せなくて残ったものは彼と過ごせば消化出来ると思った。


< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop