秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
《4》恋愛はご法度

永遠side~

俺の本名は神宮寺永遠(ジングウジトワ)
俺の父親・神宮寺頼(ジングウジヨリ)は大手食品メーカー『クリスタル』の社長。
神宮寺家自体が大正時代の戦争特需で巨万の富を得た名家。
俺は15歳で渡米し、ボストンの名門高に留学してハーバード大学に進学。卒業後はハーバード・ビジネススクール入学。卒業後は日本に帰国し、『星凛堂』に就職した。
「永遠君、我が社に入社するにあたって、キミだけに課した二つの規則を言い渡す」

俺の父親と濱部社長は古くからの親友。
俺は何れ父親の後を継ぎ、『クリスタル』社長の座に就任する。

俺は濱部社長の秘書となり、実践的な経営のノウハウを学ぶ為に『星凛堂』に入社した。

「一つは社内恋愛は禁止。社内恋愛すれば、君は即刻クビ。二つ目は社員に君の素性がバレたら退職届を書いて貰う。いいね。永遠君」

「肝に銘じておきます」

俺も『星凛堂』に恋愛しに入社したワケじゃない。
「君は『クリスタル』の後継者。俺の責任も重大なんだよ。永遠君」





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