人は誰にだって、ひとりくらいキライな人がいると思う。


この子とは仲良くなれない、この子はちょっと無理だな、あんまり好きになれそうにないな……


そう思ってしまうのも、人として当たり前のこと。


生きていれば、必ずそういう感情を持ってしまう。


この世界に生きている人みんながみんな、どこかの小説やドラマの物語の主人公みたいに綺麗でまっさらな心を持ってるわけじゃない。


……私だって、同じ。


いつも真面目で、校則なんて破ったこともなくて。


毎日毎日、くだらないくらいに親の望む通りの“いい子”を演じてる私にだって、キライな子くらいいるんだ。


私が今、心の中で大嫌いだと思っているのは、新田(にった)りんという女の子。