蒼汰と付き合い始めてから約2週間。


この2週間は、私にとっても蒼汰にとっても怒濤の2週間だった。


それはそれはもう、家に帰ったらどっと疲れてすぐに眠れちゃうくらいに。


蒼汰と付き合った次の日、柚月には“付き合うまでの成り行きのひとつひとつを事細かに説明しろ”とグイグイ言い寄られるし、クラスのみんなやその他もろもろの高校の生徒には好奇の目を向けられるし、冷やかされるし。


その状態がしばらく続いて、2週間経った今では私と蒼汰がふたりでいても気に止める人も少なくなった。


柚月やクラスメイト、蒼汰の友達なんかには、からかわれたりすることもちょっとはあるけどね。


だけど蒼汰とだったら、別にからかわれてもいいやって思えるんだから、不思議だよね。


「あら、愛莉?今日はどこかにでかけるのかしら?日曜日なのに、お母さんより早起きだなんて。それに、そんなオシャレな格好して」

「あ、お母さん、おはよう」


私がリビングにある姿見で服装のチェックをしていると、お母さんがパジャマのまま私を見て微笑む。