いいじゃん、俺の彼女になれば。
これ、初詣にも匹敵するよね。



そんなことを考えながら、ステージの後ろから左横に移動した。



その間、ずっと南くんのMCは続いている。



この調子なら、曲が終わる頃には、ステージ裏まで抜けられるよね。



そう思った瞬間……。



「そういえば~。
みんなに、報告っ♪」



南くんが、きゅるんと可愛い声で言った。



「俺、彼女が変わりましたーっ♪」
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