いいじゃん、俺の彼女になれば。
ということは……。



誰かが運んでくれたんだ。



「……っ」



額に手を当てて、ベッドの上に、ゆっくりと起き上がる。



なんだか……。



ものすごい騒ぎに巻き込まれちゃったな。



あたしが、ゆるふわ王子の彼女とか。



絶対絶対ありえないのに。



そう思った瞬間……。

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