すきだから
ミスはひとつだけ。
しかもちょっと気をつければ直せるような、ちょっとした凡ミスだった。
他の教科もいつもより点数が高くて、先生にも驚かれた。
「なんだ、やれば出来るじゃないか!」なんて言われて、物凄く喜ばれて。
褒められる事なんて早々ないから、どうしたらいいかわからないくらいだった。
「夢だと思うなら、頬つねってあげようか?」
「え、遠慮しとく。陽菜のつねり痛いもん」
やんわりと断って、私はまた答案用紙に目を落とした。
もうこんな点数取れないかもしんない。
これは家の家宝にしようっと。
まさか千歳から教えて貰っただけで、こんなに点数が取れるなんて。
魔法使い?神様?
いずれにせよ千歳には感謝しなくちゃ。
しかもちょっと気をつければ直せるような、ちょっとした凡ミスだった。
他の教科もいつもより点数が高くて、先生にも驚かれた。
「なんだ、やれば出来るじゃないか!」なんて言われて、物凄く喜ばれて。
褒められる事なんて早々ないから、どうしたらいいかわからないくらいだった。
「夢だと思うなら、頬つねってあげようか?」
「え、遠慮しとく。陽菜のつねり痛いもん」
やんわりと断って、私はまた答案用紙に目を落とした。
もうこんな点数取れないかもしんない。
これは家の家宝にしようっと。
まさか千歳から教えて貰っただけで、こんなに点数が取れるなんて。
魔法使い?神様?
いずれにせよ千歳には感謝しなくちゃ。