キミに想いが届くまで。

楽しい日々を





「いよいよ明日から2年生かぁー」



そう叫ぶのは深田くん。


時間が過ぎるのって本当に早すぎる。




「あたしらが先輩になるんだよ?」



楽しみなのか声がはずんでいる絵梨ちゃん。

まだ入学したばかりな気がするのに、もう後輩が入ってくるんだ。





「またこの4人で同じクラスになれたらいいな」



満開の桜を見上げながらポツリと言葉を発した奏汰くん。


クラス替え、やだなぁ。

もしみんなと離れたらって思うと怖い。



こんなに仲良くなれたのに、バラバラになるなんて寂しい。



だからここ最近はずっとドキドキしている。






< 74 / 565 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop