私達の恋愛事情。

私の親友




「も~…また泣いてるの??」



そう言いながら涙を拭ってくれるレナはやっぱり私の唯一無二の親友だ。




隣にいるだけで安心する。



でも、時々、不安になるときがある。





私は愛されているのかと。





「屋上行く???」



「う、んっ……!!!」





そのまま二人で屋上にあがる。


…その時だった。













───「ねぇ~、梨央って何であんな女とつきあってんのぉ??」






甘ったるい、そんな女の声が聞えた。



思わず、足を止める。


頭がだめだと言っている。


このまま進めと。

ここにとどまるなと。



だけど、私の足は動かなかった。





そして、






───「あの女???


俺、誰ともつきあってないけど?」






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