もしも。

prologue－to you

何度だって夢をみます。


『もしも、あのときこうだったら…』


叶わないことだって分かってる。


もう、今更なんだって。



何度も思い起こす度、


私の心は黒く染まって、


昔のように、仲良くなんて戻れない。



せめて、酷い言葉で罵って、


暴力だって使って私だけを責めて欲しかった。



そしたら、私は


貴方を深く憎んで、


二度と戻れはしない関係の『もしも』を


恋しがったりしないのに。