数日経つと、夢羽は元気に走り回ってた。


子どもの回復力って、すごい。


「夢羽、待って」


「はやく、はやく」


念のため、熱が下がってからも散歩はおあずけだったから、今日は久しぶりの散歩だ。


「そんなに走ったら」


「あ」


あー。


「ままあ!」


こうなるからね。


「もう、夢羽、だから言ったのに」


「大丈夫か?」


夢羽を起こしたのは、橘日向だった。


「なんでいるの?」


「まあ、いろいろとあんだよ。夢羽ちゃん、風邪治ったんだ」


「何日か前にね。念のため、散歩はひかえてたの」


「ああ、だから今日はこんなに元気なんだ」


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