君が好き~16歳ママの恋~
「いつかこの子が夢を持った時に、

その夢が、この子を世界に羽ばたかせてくれますように」


「……」


「まだまだ先のことかもしれないけど、

いつか夢羽が夢に向かって自分の足で歩いていく時は、

全力で応援してあげたい」


夢羽の頭をなでると、日向は私の手に手を重ねてきた。


「その時は、オレももっと傍にいるからな」


「どういう意味?」


「バカ。プロポーズだよ」


なんで、こんなことをストレートに言えるのかな、日向は?


私はまだまだ素直になれそうにないよ。

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