without you
「木戸ー」と社長に呼ばれた私は、パソコンを打つ手を止めると、開いている社長室のドアの方を見た。

また社長は。
私を呼びながら、社長自ら私の方へ来るんだから。
社長って面白いと言うか・・・社長らしいと言うか。
と思いながら「はい」と返事をした頃には、社長はすでに私の前に立っていた。

< 19 / 636 >

この作品をシェア

pagetop