もう一度、恋はじめました
いざ!水族館!

女の子でしたか…

日曜日の朝も、バタバタだった

待ち合わせ場所は、歩いて行けるほど近い




田島カップルは、駅の駐車場に車をとめ

俺の車に全員乗ることになっていた


10時に待ち合わせで

到着したのが10時5分


「悪ぃ!!5分遅刻した!!えっ…」


田島カップルの隣に、立ってる女の子に

目が点


「はじめまして
佐々木 涼です」

「はじめまして
有瀬 光です」

「福来です!」 「晃ちゃん!!」

「俺の子供です
よろしくお願いします」



ペコリと頭を下げ合った




つーか!! 男じゃねぇのかよ!!

田島がやきもち焼くとか言うから…


まぁ 勝手に勘違いしたんだけど





「ママーー!!!」


そして、とんでもない勘違いをした息子


「ばか!! ママじゃねぇよ!!
すみません!! あはは…」

「いえ、晃ちゃん
私は、涼だよ!仲良くしようね!」


車の中では、皆して大はしゃぎ


絶対に、別行動しよう!!




「佐々木さん、その大荷物 なに?」


車に乗る時も気になっていた


「え?お弁当ですけど?」


何? それ持ってまわるの? 嘘でしょ?


「佐々木さんだって… ぷぷっ」

「キモイな…有瀬」

「佐々木さんだろうが!!」

「…涼でいいよ?」



一旦デカい荷物を置いて、チケットを配る


〝家族優待券〟


「私、お弁当預けて来るね!」

「あ 俺持つよ!」


他人行儀な俺を2人が笑う



「おはよう!これお願いします!」

「うわぁ~ いいなぁ~
涼の弁当食いてぇなぁ~
今度、俺にも作って!!」

「嫌です!面倒くさいんで!!」


意外とはっきり物を言うんだな…

さすが北村の友達




無事に大荷物を預けて、バカップルと子供達の元に戻る


「じゃあ 私らは、先に行くから!
イルカショーで待ち合わせね!」

「うん!ナツ!またあとでね!!
晃ちゃん、涼とおてて繋いでくれる?」


すっかり仲良くなった

2人


「ほら、福来ちゃんも!!」


いや、3人だった




仲良く手を繋いで歩く後ろ姿




祐来は、こうしてみたいって言ってたな
















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