居場所をください。
次のステージへ。
シャワーから出ると
なんだか見覚えのない白いTシャツが一枚。
そして赤のショーパンに、靴下。
……私の私服は?
まぁいいや。悩んでても時間がもったいない。
とりあえずこれ着て誰か呼ぼ。
ってかパーカーとかないの?
さすがに寒いんだけど。
「あ、美鈴ちゃん着た!?」
「わ!びっくりしたー…
佐々木さんどうしたの?」
「次の仕事いくから急いで!
髪の毛乾かすから!」
「あ、はい。」
そういやそんなこと言ってたな。
次の仕事か。
あ、貴也は帰ったのかな?
……私は何時に帰れるんだろう…
「はい!座る!」
「はい。」
……って、なにこの人数。
私の髪の毛乾かすのに3人もいる?
しかも佐々木さんはもう
私の顔にメイクしてるし。
はやいな、おい。
喉乾いたよ、私は。