居場所をください。
片想い。



翌日ー


「よろしくお願いします。」


今日は新曲ジャケ写撮影日。


あれから生まれ変わった私は

水木先生に相変わらずしごかれまくり

無事にレコーディングを済ませた。


「美鈴、新曲?」


少し早くついた私は身支度を済ませ、

パソコンと向き合っていた。


「うん、まーね。」


思い付いたときに書かないと忘れちゃうし。


「今日はこのあと学校な。

隼也も行くし。」


「うわー、かなり久々。

永田さんが送ってくれるの?」


「当たり前。」


学校か。なんにも持ってきてないや。



あれから隼也とは会話がない。

というか会わない。まぁ普通なんだけどさ、これが。


もちろん貴也とも。



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