未来が見えない『Previously invisible』
五十嵐夫妻は、代議士時代に
お世話になった先生が
亡くなったと連絡が来て
帰国したのだ。

あれから、一度も子供達にも
あってないし、
秋山さんの一家とも
あってない。
大悟君が、どうなったのかも
知らない。

琴音は、無視していると
言うより、目に入ってなかったし
匠も、全く気づいてない。
月紫もだ。

ガヤガヤしてる中
聞いていると

琴音は、あの事件から
人に怯えるみたいだ。

あの男性しか
救えないと
言ってた。

やはり、傷や怪我は治っているけど
精神的な、心の傷は残ったんだ。


改めて、自分達のしたことは
大変な事で、どれだけ自分の娘を
傷つけたのか、思い知らされた。

二人は、琴音達が見えなくなるまで
その姿から目が離せずにいた。
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