未来が見えない『Previously invisible』
⑪⋅⋅⋅先のある未来
次の日の朝

大雅と弦は、学校に行きたがらなかったが
琴音に説得されて
渋々二人は、登校した。
月紫は、元気に登校した。

樹は、休みだったから
二人で、渡瀬の家に行き
琴音は、
「お義父さん、お義母さん
心配かけでごめんなさい。」
と、お詫びした。

お義父さんもお義母さんも
「琴音ちゃんを信じていたから
問題ないよ。」
と、言ってくれた。

帰りに病院に寄り
たっくんに顔をみせると
呆れた顔をしたが、
後で笑ってくれた。

午後からは、由依がやってきて
一時間‥‥二時間‥‥‥
ガミガミ怒りながら
泣いていた。

本当に友達って、最高。

私は、
「由依、大好きよ。
本当に、いつも私のそばにいて
くれて、ありがとう。」
と、言って抱き締めた。
すると、あんなに、ガミガミ言ってた
由依は
「バカ、琴音。
私は、あんたの親友だよ。
なんで、いつも黙って行動
するのよ。
私は、琴音とだったら
どこでも、行くのに。
全く、泉ばあちゃんのとこなんかに
行って。」
と、言うから

「ああ、だめだめ、
由依、連れて行ったら
真さんを敵に回すから
嫌だ!
それに、泉ばあちゃんだなんて
泉先生は、私の師よ。
もぅ‥‥と、クスクス笑った。」


「だって、泉ばあちゃん
琴音しか、可愛がらなかったから。」
と、言っていた。

「うふふっ
私の大好きな師よ。」
と、二人で話しているのを
面白そうに、樹は聞いていた。

凪ちゃんには、夜電話して
話をした。
また、ゆっくり会う約束も‥‥。
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