未来が見えない『Previously invisible』
⑫⋅⋅⋅その後
皆、各々の生活をしている中

『ITSUKI、若いモデルと抱擁』
と、週刊紙に喝采された。

真や蓮は、
「「あちゃ~!!」」
と、思っていた。

「だから、誤解だって、
俺が、こんな若いやつに靡く
わけないだろ。
なぁ、聞けって、琴音!!」
と、樹。

「あーあ、嫌だね。男は!
ママ、信用しないほうがいいよ。
パパ、写真とられちゃだめでしょ!」
と、月紫。

「はぁ?月紫!
俺を庇うのが、お前だろ?」
と、樹。
月紫は、首をふっていた。

大雅と弦は、呆れた顔をして
「ママ程の人を嫁にしておいて
俺なら、ありえない。」
と、大雅。
「ママっ、簡単に許したら
また、やるよ。
だから、パパは相手にしなくていいよ。」
と、弦。

「ああ?お前ら二人まで
何いってんだ。
だから、あの子がつまづいたから
支えただけだ。」
と、樹。

「そう?なら、ママが
大学で、男の生徒と
話しても、ギャーギャーっ
わめくなよ。」
と、大雅が低音でささやいた。

「なっ‥‥‥」
と、樹。

「琴音、ごめん。
本当にごめん。
もう、絶対ないから。」
と、樹。

琴音は、樹の会社の方から
週刊紙が、出る前に連絡もらっていた
どんな状態で、そうなったのかも。

まぁ、あの女の子には、
下心があったみたいだけど。

会社の人が、前の空港での
写真を撮っていて
それを見せたら、
すごすご、退却したようだ。

「琴音さんの足下にも
及びませんし、
樹さんが、琴音さん以外を
目に入れることは、
あり得ません。
業界でも、有名な話しです。」
と、話してくれていた。
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