課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜
「もしもし?」
と言うと、父親の声がした。

『真湖、仕事中、すまん。
 おばあちゃんが施設から居なくなったらしいんだが、お前、何処か心当たりはないか?』

 え……。

 父親と話しながら、真湖は落ち着きなく、その場をうろうろし始める。

 後ろを振り返ったとき、こちらに出てくる雅喜の姿が見えた。




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