<BL>  お前は俺のものだ。~古賀凛side~
僕と守るべき人
あれから、京介さんと時を共にし、
付き合うことになった。


僕が27歳、京介さんが29歳になり、
輝は6歳、慶は5歳になった頃。



僕は仕事もプライベートも順調。

心にも余裕が出てきた。



僕は、海外に二~三週間行くことになった。


輝も慶も寂しそうにしていたが、
行かなければならず、海外に行った。


僕が留守の間は、京介さんが、
悠真(ユウマ)、航大(コウタ)君、輝、慶を
見てくれる事になった。




不安に思っていたけど、決まった時間に
京介さんと連絡しあって、安心していた。




でも、数日がたち、仕事にもなれてきた頃


そんなとき、電話がかかってきた。


決めた時間以外での会話は余り無かったから、不思議に思った。



「京介さん、どうしたんですか?」


「実は、悠真が入院することになって」


「悠真が!どうして」


「悠真が言うには、航大との関係が
右京(ウキョウ)さんにばれたらしくて」


「父さんに!!
じゃあ、悠真は大丈夫何ですか?」


「あまり良くないから、入院させたんだけどな。

失声症って診察されて、あとは、
悠真の場合、寝れなくなる見たいで、

どっちにしろ、ストレスが原因だ」


「じゃあ、航大君は、今、何処に」


「俺にはさっぱりだ。
心当たりのあるところは全て探したんだが
全滅だった。

右京さんがやることだから、下手したら、
ずっと見つからないって事も有り得る」



悠真が入院……。


航大君が居ないって、悠真は大丈夫なのか



「凛、凛」


「あっ、はい」


「無理はすんなよ」


「はい」





その後、仕事を早く済ませた。


予定通り二週間だった。



その後、急いで帰国した。


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