幸せは本人が決める事！
此れは私の持論です。何が幸せかなんて人それぞれの価値観の問題だと思いませんか？
美月の父は、愛した美月の母と同じ思いを抱かせようとしました。それでもお母さんの価値観では幸せだったのかもしれませんけど...。
さて、美月の父が結婚に反対した時に思いました。
認知と云う形ではあるけれど社長令嬢の美月は、其の時点で既に恭様と釣合がとれていたのだと。
劇中では語られていませんがお父さんはきっと、恭様の覚悟を試す為に2人を別れされたのかもしれないと。
まぁ、深読みしすぎかなww。
先生、有難う御座いました。

すごく奥の深い作品でした。
身分違いの恋に対する、それぞれの家族の反対の中にも深い意味があり、また二人がその中で安易に答えを出すのではなく、その先を見つめて動いていく様。
そして、それぞれの理由の中にも意味があって、読めば読むほどすごくいろいろなことが考えられていてすごく素敵な作品でした。ストーリーはもちろんドラマチックですし、何よりドラマチックな中にも奥深いものがあって、すごい作品でした。

美月には思いを寄せる相手がいた。
同じ部署の鈴木主任。彼は頼りなくて、友達からは残念眼鏡と呼ばれるくらいのドジっ子。
ところが、彼には婚約者がいる。
そんなとき、偶然出会ったのはこの会社の御曹司、神恭介。彼は美月に興味を抱くも美月はある理由から彼に興味を示すことはなかった。

反対に恭介はどんどんと美月に惹かれていき、猛アプローチを開始。その姿に美月も惹かれていくも二人の恋は一筋縄ではいかなかった。

誰もが憧れるシンデレラストーリーをあえて拒絶していた美月の隠された過去。これがキーポイントになっています。

恭介さんのかっこよさはさすがです！
ストーリーにあっという間に引き込まれて行きます。

王道ヒーローに興味のない美月が王道ヒーローの恭介と一体どうなるのか？
切なさもあり、溺愛もあり、何倍も楽しめます！ぜひご堪能ください！

イケメン御曹司、神（じん）のストレートなアプローチ、これぞヒーローという言動に振り回されながら、“自分の理想”とは違う彼に惹かれていく美月に共感して、たくさんドキドキさせられました。

そして神と対照的に描かれる鈴木主任のちょっと残念な愛しさにも、胸キュン。

どちらも魅力的だからこそ、美月の揺れ動く心情にも納得でした。

片方の男性が一度はフェードアウトしたかと思いきや、最後の最後にどちらと結ばれるのかとハラハラさせられる展開に、ページを捲る手（指）が止まりません。

王道ヒーローには興味がないと言い続けた美月が選ぶ、彼女にとってのヒーローはどちらなのか。

つらい過去さえ乗り越えてつかんだ美月の幸せを、ぜひ見届けてください。