明桜歴代番長四代目 悲しき愛の少年
改革〜就任
2014年、9月1日、大阪府大阪市内にある知らない人はいないとも言われている私立の中高一貫校、「明桜学園」では夏休みも終わり、二学期の始業式を迎えていた。

校長の襲 修一のありがたいお話だということで全校生徒約3000人は耳を傾ける。

襲「我が校では今、カツアゲ問題、イジ
メ問題、暴力問題などが深刻になってきています。そこで一人、我が校で1番強い生徒を明桜番長とし、規律を正す為に活動して貰うことを決定しました。」

生徒のなかで騒めきがおきる。

襲「決定方法は、生徒自らが応募し、その中でトーナメント式に戦ってもらい、のちに選挙で決定します。一番大事なことですが、明桜番長になったものは、一切の犯罪を我が校の権力で無効にします。」

皆の中で戦慄が走った。校則が厳しいこの学校で犯罪などは言語道断であり、誰もが憧れた自由であった。
その日から、1人の男の伝説は始まる。
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