「もしも、俺が複数人いて、それら全てが君を愛している世界があったらどうかな?」

「同じ顔の人が、血みどろになる世界しか想像出来ないのですが……」

「だね。いくら俺自身でも、他の奴が君とーーなんて考えたくもない。けれど、実際にそんな世界があったら」


心底楽しそうに語る恋人。
楽しみを語り、輝かせる目でありながらも、光はどす黒く。

「複数の俺にもみくちゃにされて、失神するほど喜ぶ君も見てみたいな」


それ以上におどろおどろしい言葉を吐いてみせるのだった。



※『ヒーロー(ヤンデレ)が死亡しました』より、少し前のお話。







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