クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
3、思わぬ暴露話
永遠が入れてくれたコーヒーを飲み終わると、私は通路を挟んで向かい側にある自席に戻った。

「……実験室にでも行ったのかな」

永遠の姿はそこにはない。

彼の机の上は朝来た時と同じように綺麗に片付いていた。

三十分も私に時間を割いて大丈夫だったかな?展示会がどうのとか坂田君言ってたよね。

織田さんも坂田君もいないし、みんな実験室に籠っているのかもしれない。

他の島にはちらほら研究員さんがいるけど、この島は今私だけだ。

でも、これでちょっとは心を落ち着けられる。

「織田さんが言ってた庶務の人っていつ来るんだろう?」

何もやることがなくて再びメールの処理をしていると、ボブヘアの綺麗な女性がやって来て私に声をかけた。

「和久井杏さん?」

「はい、そうです」
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