やっぱり俺のお気に入り
3☆☆☆あいつの気持ち☆☆☆
結局二人で自転車を押しながら帰ることになった。



地味女・・・じゃなくて、



そう、名前は・・・広岡未来だっけ??



黙ったまま、俺の後ろを歩く平岡未来。



俺も何を話したらいいのか、考えながら無言で歩いていた。



どれくらいの間、沈黙があったのか、



なんだか気まずく思えた俺が先に沈黙を破った。



「あのさ、未来ちゃんは何で俺に手紙くれたの?」



「えっ/////」



俺の質問に真っ赤になって、大げさなくらい反応するこの女。



「俺なんかさぁ、ただのチャラ男じゃん?真面目な感じの未来ちゃんから見ればさ・・・好きとかそういう対象じゃなくて、むしろ嫌いなタイプでしょ??」



「そんな事ないですっ・・・・・嫌いだなんて・・・」



お互い自分の自転車を押しながらの会話が、



面倒になった俺は、近くの公園で足を止めた。



「ちょっと寄り道しよっか?いいかな??」



「あ、えっ?・・・はい/////・・・」

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