幸せに・・・なりたい。

**倒れる


回りから、キャッー!!キャッー!
と、騒がれた。

直ぐに
崇さんと美沙さんが、やって来て
愛浬亜は、家に連れて帰られた。

崇さんは、
「ありがとうな、綾。
助かったよ。」
「本当に、倒れて
頭でも打ったら大変だった。」
と、美沙さんも。

茜は、寝ている愛浬亜の横にいた。

綾は、
「茜ちゃん、大丈夫だよ。
入院したときみたいには、
ならないから。」
と、言うと

「本当?本当に大丈夫?」
と、茜。
「うん、入学の緊張と男の子に
びっくりしただけだから。」
と、言われて
茜は、ホッとした。

少しすると愛浬亜は目を覚まして
茜やおじさん達、そして綾に
謝ったりお礼を言っていた。




愛浬亜の心は、少しずつ
少しずつ、闇に包まれていく‥‥‥

皆に迷惑かけてると‥‥
誰かに助けて貰えないと
不安定になるなんて

いつも、高木先生が
いる訳じゃない。

茜に、毎回頼りたくない
おじさん達にも
迷惑ばかりかけて。


それでも、
高校生活は始まった。
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