史人、イザベル‥‥side

史人は、水樹のおじさん、おばさんの
葬儀が終わり、しばらくすると
アメリカに戻った。

日本に帰国することは、決まっていたが、
予定より早く帰国することにした。

愛浬亜が、心配でたまらない。
妹みたいに思っているのか
いや‥‥
俺は、愛浬亜を自分の物にしたいと
思っている。

あの人形みたいに綺麗な顔
それなのに、儚げで
守ってやりたい
そんな、気持ちにさせる雰囲気が
愛浬亜にはあった。

恋人のイザベルとは、こっちに来て
まもなく、付き合い始めた。

大人で魅力的なイザベルに
俺は、いちころで
口説いて、口説いて、
やっと、付き合えるようになった。

いずれは、結婚すると
思っていた。
もちろん、いずれ日本に
帰国することは話してある。

イザベルは、雑誌の編集者だから
日本に関連の会社が
あるから、移る話にもなっていた。

だが、愛浬亜に出会ってしまった。
今では、イザベルが薄れてみえる。

今日は、イザベルに別れを話すつもりで、
レストランに呼び出した。


・・『日本語でお願いします。』・・・・・・・・・・

「史人!いつ、アメリカに。」
と、言ってイザベルは、抱きついてきた。
俺もハグを返して
「ああ、二日前だ。」
「二日も?なぜ連絡を?
日本に帰っている間も
全然、連絡なかったから
心配していたのよ。」
と、言ったから
「お世話になったおじさん達の
葬儀だと、話しただろ。
大変だったんだ。

連絡をする暇もなかったし
そんな、状況じゃなかった。
おじさん達の1人娘が
入院して、ずっと妹がついているが
妹も寝ずの看病だから
代わったりしていた。
まあ、愛浬亜が俺じゃないと
受け付けなかったりで。
ずっと病院についていたから。」
と、イザベルを納得させるために
嘘も交えて話した。

「ありあ‥‥って?」
「水樹おじさんの一人娘で
俺の妹と同じ年だ。」
「そうなの。大変だったんのね。
でも、しばらくはアメリカに
いるんでしょう?」
と、言うから

俺は、
「嫌、直ぐに帰国する。
愛浬亜は、意識は戻ったが
両親をなくして、俺がそばに
いないとダメなんだ。

恐怖から、精神的に不安定で
直ぐに倒れたりして
早く帰ってきて欲しい
と、頼まれた。

イザベル、
俺は、愛浬亜に
ついてないと行けない。
愛浬亜が、いつ落ち着くか
未定なんだ。
ずっと落ち着かないかも知れないし、
直ぐによくなるかもしれない。
だから、俺とじゃなくて
未来ある人と一緒になった方が
いい。
イザベルには、幸せになって欲しい。
今まで、ありがとう。」
と、言った。