幸せに・・・なりたい。

**目覚め


綾は、一応
崇達に報告をした。

美沙と茜は、泣き崩れた。

崇もショックだったが
「大悟、久美。
愛浬亜を連れていかないでくれて
ありがとう。
まだ、生きて欲しいと
思ったんだよな。
そう、思っていいんだよな。」
と、話しかけた。


それから、一週間後に
愛浬亜は、意識を戻したが
誰とも話さず
食事もしないから
相変わらず点滴だった。

崇と美沙、綾は、話しをして
みんなの負担がないように
愛浬亜は、西森の家に戻った。

綾は、
「愛浬亜ちゃん、西森家に
もどるけど、それでいいかな?」
と、言うが
愛浬亜は、何も応えなかった。

車椅子を持ってこられたけど
綾は、自分で抱き上げて車に乗った。

車に乗っている間も
愛浬亜を膝に横抱きにしていた。
常に綾は、愛浬亜に触れていて
自分の感覚を
愛浬亜に与えていた。

綾は、崇にしばらくの間
休職を頼んで
愛浬亜につく事にした。

愛浬亜の点滴、リハビリも
綾が行い。

体を拭いたり着替えは
美沙と茜が行った。

茜は、自分にも話をしない
愛浬亜にショックを受けていたが
今は、自分より
愛浬亜が大切と
懸命に過ごしていた。

茜は、4月からネイリストの
専門学校に行く事にしていた。

愛浬亜もフラワーデザイナになるなら
一緒に行けば良いと前に話していた。
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