部長の溺愛に困惑しています。

ルームメイト

キュッ

キュッ…


ベージュの作業着を着て薄ピンク色のバンダナをし、手にはゴム手袋…口にはマスク。

そんなスタイルでオフィスで窓拭きをするのは、当然私…

あれから二週間が経ったが、私の仕事は何も変わらないまま日常生活が流れている。





「すいません、コピーお願いします」

「内線です」


営業部は相変わらず忙しそうで、スーツに身を包む社員達はキラキラして働いている。

それを横目で羨ましそうに見つめながら、私は自分の仕事を全うしていた。






「彩蓮、彩蓮っ」


すると後ろから小声で名前を呼ばれ、振り返ると資料を抱えた園子の姿が…

周りをキョロキョロしてそっと近づくと、園子は私に手のひらサイズの洋菓子のような包を差し出す。
< 126 / 329 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop