⑦オオカミさんと。溺れる愛の行く先に【番外編も完結】
第9話 赤チャンと結婚式
その後の大神家では……
『はああ?“やっぱりこっちで生む”だと~!』
『ひいいっ、ゴメンなさーい‼』
『婦長さん…申し訳ない。妻がどうしても、と』
『し、仕方無いわね……何とかしますワ♥』
元々通っていた産院で大怒られしたりとか、
『う、ヤバイ…キタ…』
『マジか⁉』
『そう言えば朝から何かがオカシイと…ウゴッ‼』
『救急車だ、救急車‼』
陣痛5分間隔でやっとそれに気が付いたりとか。
色々なアクシデントはあったものの。
フギャアアアッ‼
『産むが易し』とは言ったもので
大迷惑な大神夫妻の間にも、
無事に3200グラムの元気な男の子が誕生した。
そして___
生まれた季節に因んで“冬喜”(フユキ)と名付けられたその子が3ヶ月になった4月の終わり。
都内のホテルで、熊野吾郎の結婚式と披露宴が盛大に開催されていた。
『はああ?“やっぱりこっちで生む”だと~!』
『ひいいっ、ゴメンなさーい‼』
『婦長さん…申し訳ない。妻がどうしても、と』
『し、仕方無いわね……何とかしますワ♥』
元々通っていた産院で大怒られしたりとか、
『う、ヤバイ…キタ…』
『マジか⁉』
『そう言えば朝から何かがオカシイと…ウゴッ‼』
『救急車だ、救急車‼』
陣痛5分間隔でやっとそれに気が付いたりとか。
色々なアクシデントはあったものの。
フギャアアアッ‼
『産むが易し』とは言ったもので
大迷惑な大神夫妻の間にも、
無事に3200グラムの元気な男の子が誕生した。
そして___
生まれた季節に因んで“冬喜”(フユキ)と名付けられたその子が3ヶ月になった4月の終わり。
都内のホテルで、熊野吾郎の結婚式と披露宴が盛大に開催されていた。