悲しみの舞華(まいはな)
来魅華
『東龍学校』この学校に来た時点で、
私の“いつも“の1日が今日も
始まる。


「また来てる–––」


「美優ちゃん虐めたのに
よく来れるよね–––」


「ていうか、何であんな地味子が
龍道の姫になれたっていうの〜?」


そんな声が飛び交う。
でも気にしない、
だって私はやってないから。


私は全てを狂わされた。
あの女が現れたせいで。


そんな事を考えていたら、
時が経つのを忘れていた。


龍道が来る時間だ。


行こうと思った瞬間、
案の定あいつらがやって来た。


門からは「キャ–––––!!
龍道様ぁ–––––!!」とうるさい声。


うるさい…
てか、早く行かなきゃ。


そして、私は急いで
教室に向かった。
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