悲しみを持つ少女(完)

蒼side

愛菜、どうしたんだ?
なんかずっと考え込んでるけど。
大丈夫か?



「愛菜」
「……」
「愛菜!」



「うおわ!…蒼くんなんですか?」
「なにをそんなに考えてるんだ?」
「少し気になったことですから大丈夫です。」



そう言って、どこか行った。
どうしたんだ?
あっ!展望台…近くのところでいいか



そう思って、俺はリビングに向かった。



「おばさん遅いですね」
「……」
「もう、7時ですけど」



「………」
「今日は、私が作りましょうか」
「…………」



なんか一人で会話してるみたい。
なんか、面白い。



「うーんどうしましょう。なに作りましょう」
「…………」



なに考えてんだか。
部屋にいた時もおかしかったしな
悩んでいる時、




ブーーーーッブーーーーッ
俺の携帯が鳴った。



「今のはなんの音ですか?蒼くんはまだ上にいるはずですが」



(今言うのもなんですが、蒼は、廊下にいますよby作者)
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