利雄は疲れていた。一人で健太を育て、仕事もこなし、自分の時間なんてなかった。人生に限界を感じていた。

そんなある日、利雄が帰宅すると、健太がなにやら差し出してきた。

「パパ、これあげる」

手作りの金メダルだった。利雄には本物の金メダルよりも輝いて見えた。

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