「エミリー!璃愛~!」

「あ、キラさん、ハルさん!」



あっという間に時は流れて…ヴィジュっ子祭りの日は朝からお天気に恵まれた。
キラさん達は、一応、CLOWN目当てにイベントに行くつもりで、チケットも早くから買ってたらしい。
でも、長丁場だから、CLOWNが出る頃に合わせて行くつもりだったらしいのだけど、多分、シュバルツがゲストで出るってことをさゆみが言ったから、開場時間に行くことにしたとのこと。
やっぱり、キラさん達はシュバルツはどうしても前の方で見たいってことらしい。
なんたって、待ちに待ったシュバルツのライブだもんね。



「じゃあ、後で……」

私達は、チケットを取ったのがギリギリだったから、並ぶのはだいぶ後ろの方だ。
瑠威がチケットを用意するって言ってくれたけど、それは断った。
そういうことを頼むのはなんだかズルしてるみたいで、シュバルツのファンにも悪いような気がするから。




「キラさんの話によると、CLOWNは最後から二番目なんだって。」

「そうなの。じゃあ…7時…いたっ!」

さゆみと話してたら、女の子のバッグが私の脇腹に当たった。
思わず振り向いたら、そこには数人の女の子がいて…



「あら、ごめんなさいね…ヅ・ラ・子さん…」

私にバッグをぶつけたであろう女の子がそう言うと、その周りの女の子達が一斉に笑って、その場から立ち去った。

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