いつものようにキーボードを叩いて画面に文字を入力していく。


打ち込み作業は好きだし、後輩の羽山ちゃんほどのセンスはないけど資料を作るのもまあ得意といえるからここの仕事は私の天職な気がする。


書類をめくって、私はハアッとため息をついた。


あの夜から、今日で一週間。


私は、ちょっとおかしい。


今は同じ部署じゃないから会社で早瀬と顔を合わせることはないけど、たまに見かけと心臓がドキドキして苦しくなってしまう。


あの日、早瀬はずっと私を抱きしめててくれて。


夜中に目が覚めて、隣に早瀬がいることにすごく安心して今まで意識しないようにと何重にもかけていたフィルターが一気になくなってしまった。


また装着せねばと頑張ってるんだけど、なかなかうまくいかない。