キミとの恋は、校則違反。




「‥‥宮本、」


顔を上げれば、そこにはアイツの整った顔。

切れ目で、鼻がスッと高く‥‥肌は綺麗。その銀髪だって似合ってる。




‥‥違う違う、そうじゃなくて。


屋上の扉を開けようとしたら、先に扉を引かれてしまい‥‥前のめりに倒れかけたのをアイツによって助けられたのだ。




「っ、この馬鹿力!」

「は‥‥ッ」


すぐに体勢を直すと、奴の頬を引っ張る。




「いきなり開けないでよ!?というか開けるなら、もう少し力加減を考えて!」

「ふぁ!?ひゃすけたんらから、へつにいいらろ!?」

「なに言ってるのか分かりませーん」

「てめぇ‥‥!」


パッと手を離して、フンと顔をそらした。

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