居場所〜あなたにもある〜

幸せ

フワフワする・・

ここはどこだろ・・

急に目の前に出てきたのは

真っ直ぐに伸びた1本道

前に進もうとした時

後ろから誰かに

呼ばれた気がして振り返った

誰もいない

でもなんでだろう

すごく気になる・・

〝美月〟

空から聖夜の声

『聖夜!!どこ?どこにいるの!』

〝美月に伝えたいことがあってきたよ〟

『伝えたいこと?』

〝美月愛していたよ。ずっと言えなくてごめんな?〟

『私だって・・愛してた!!私があの時聖夜に冷たくしていなければ聖夜は!』

〝ううん。俺が悪いんだよ。美月に気持ちを伝えていれば・・あの抗争の時集中できていれば・・美月を悲しませることはなかった〟

『そんなこと・・』

〝美月と出会えて良かった。本当に幸せだった。ありがとうな〟

『聖夜・・私、聖夜と一緒に』

〝それ以上言ったら怒るよ?〟

『え・・』

〝俺の今の幸せは美月が笑って暮らしていること。俺のそばにいることじゃない〟

『私は聖夜と』

〝本当に?美月には違う居場所があるでしょ?笑える居場所があるでしょ?〟

その言葉で過ぎったのが

あの倉庫での

みんなの笑顔

その笑顔が大好きな私

目からは涙が溢れた
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