次の日は、昼前に真優を銀座のブランド店に連れて行き、指輪を購入した。

「涼介さん、ホントにいいんですか?こんな高い物?」

左手の薬指に光る指輪に目をやると、真優は躊躇いがちに言う。

メインダイヤを中心として花のようにメレダイヤが散りばめられた可憐なデザインの指輪。

真優が遠慮して指輪を選ばなかったので、俺が彼女の反応を見ながら選んだものだ。

「いいんだよ。俺が仕事に集中するためにもずっとはめてて欲しい」

指輪一つで男を追い払えるのなら安いものだ。

ただでさえ彼女は仕事で営業と関わることが多い。

指輪をして恋人がいるとアピールしておかないと、営業の高橋のように彼女にアプローチする男が出てくるに違いない。

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