Those who met those lost(失ったもの、出会ったもの)

**裏切り


私は、朝のうちに
圭さんのマンションに行った。

セキュリティの解除は、
聞いていたが、一応ならしてみた
だが、応答はなく。

コンビニでも、行ってるのかと
部屋で待たせてもらおう
と、圭さんの部屋に。

何度か、使った合鍵・・・
鍵をあけて部屋に入った。

その時は、緊張していて
気づかなかった‥‥‥‥

女性の‥‥靴‥‥

リビングは、片付けられていた。
寝ているのかと‥‥
寝室に近づくと
圭さんは寝ていた
それと横に····優愛も‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥
見えている範囲は
二人とも‥‥素裸‥‥‥‥

私は、ソッと寝室からでて
何も考えられない頭で
圭さんの部屋の鍵を
リビングのテーブルに置いて
部屋をでた。

鍵は、しなくても‥‥

マンションをでてから
頬に涙が溢れた。

このまま、帰ると
お母さんに心配かけるから
公園に入り
ベンチに腰掛けた。

それから、圭さんに
『もう、お付き合いすること
できません。
今まで、ありがとうございました。
さようなら。

優愛を大切にして下さい。』
と、ラインして。
圭さんの情報は全て消した。

携帯の画面には
ボタボタ、と涙が落ちていた。

ずっと、騙されていたのかな?

幸せだと、自分が思っていた時も?

優愛も?

なにもかもが、わからなくなっていた。

すると、携帯が
   ブルプル‥‥と

びっくりして、通話のボタンを
押してしまい
「杏ちゃん?!杏ちゃん?」
あっ、貴晃さんだ。
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