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『ごごごごごめんなさい、あたし、結婚とか無理なんですーっ!』


叫んだところで目が覚めた。多分、音としては『ですーっ!』くらいが口から出ていた模様。


全身汗びっしょり。
頭髪の寂しい方達に代わる代わる求婚されるビジュアルが脳裏をちらつく。
でも大丈夫、見回してみると、辺りは見慣れた自分の部屋。
……服は、昨日の物、そのまんまだけど。


オジサマ達が、『幸せになろう!』『親の介護をしてくれ!』『膝が痛いんだ!!』とかもう、もはや求婚でも何でもない台詞と共に迫り来る映像は、それが夢だと分かった今でもインパクト大。
しかも、オジサマ達は手にしおれたブーケを持っていた。

あの、テーブルコーディネートの一部だった、幸せのお裾分けとかいう代物。


ダメだ、完全にやられている。
二次会のインパクト、恐るべし!!


……そう。
あたしはあれから、二次会に参加したんだ。

最後のサユミとのふれあいの場面で、懇願された。
どうか、二次会に出てくれって。

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